抄録
現在,日本国内の土木事業では,CIM事業の導入が進んでいる.河川事業についても,一部で導入されているが,その事例や研究はまだ少ない.河川は他の土木構造物とは異なり,常に変化する河道を含む.そのため,維持管理段階が重要となる.その業務をおこなう発注者の支援を行うことの意義は大きい.また,河川事業では現在に至るまでに蓄積された大量のデータが存在する.CIMを導入すれば,業務の大幅な効率化にもつながる.本論文では,平面図や断面図などの既存データを使用し,併用することで,現状では困難であった不可視部分の可視化など,新たな管理手法を使用できる河川管理CIMモデルについて考察をするものである.