2022 年 78 巻 2 号 p. II_1-II_8
交通安全対策事業について,道路管理者や交通管理者が協力して効果的な事故対策を検討するためには様々な情報を組み込みつつも専門家以外も継続使用できる簡易な事故データベースシステムの構築が求められる.そこで本研究では,より多くの人が利用できるよう汎用性の高いソフトウェアを用いてデータベースを構築し,地理情報等データも活用した分析システムを提案した.また事故データの発生位置精度の課題を解消し,元データに含まれない路線情報を付与するため,マッチング手法に関する検討を行った.さらに,構築したデータベースを行政職員に使用してもらい,アンケートにより使用感を評価した.本データベースで得られた集計結果を用いて,特定の事故属性の発生分布の把握や既対策箇所との関係を可視化することが可能となった.