抄録
道路橋梁の合理的な保全管理・運用を行うことが求められている中で,大きな課題となっているのは地方自治体における維持管理組織体制の構築である.本論文では,道路橋梁の維持管理を実践する上での課題を,地方自治体の運用組織体制の視点から,ここでは橋梁長寿命化修繕計画に関するアドバイザーとして得た知見をもとに,特に府県の組織体制と市町村の組織体制を比較する視点から整理する.そして,合理的な維持管理体制の実践事例を示し,その成功要因を取り上げる.本報告は,今後全国の自治体での橋梁維持管理体制の再編成に対し,有用な知見を提供するものである.