抄録
国際建設プロジェクトにおけるプロジェクトの遅延に対する契約当事者の負担すべき責任を明確にするための遅延分析において,Concurrent Delayはその遅延責任負担を軽減するための手段となるために非常に重要な要素のひとつである.Concurrent Delayに関連する問題に対して様々な研究が過去になされているが,統一見解が合意されているわけではない.本論文は,Concurrent Delayに関する争議リスクを軽減するために契約当事者間で事前に何を決めて合意しておくべきかを整理し,また遅延責任負担の新たな分配手法を提案する.