抄録
本論文は,土木学会教育企画・人材育成委員会大学・大学院教育小委員会の平成17・18年度の活動報告を元に,土木工学科以外の学科で行われた教育改革の実例を調査分析した結果を報告する.さまざまな大学の建築学科,機械工学科,造船工学科,繊維工学系学科,化学工学系学科,電子・情報工学科,そして新設の学際的工学科を対象として,主にカリキュラムの変更に焦点を絞って調査を行った.学科を支える産業等,社会のニーズを分析し,その変化を先取りして改革が行われる一方,カリキュラムで残すべき科目を取捨選択しているとの結論を得た.