抄録
地方自治体では,道路と下水道はそれぞれの管理主体が個別に維持管理を行っている.下水道管は道路の舗装下に埋設されていることが多いことから,それぞれの主体がタイミングを合わせて同時に更新するといったように集合的に管理することで,ライフサイクルコストの縮減に寄与しうる.しかし,道路舗装と下水道管路では,劣化の進行や更新費用などの様々な要素が異なるため,具体的にどのような場面でそれぞれをどのように維持管理したらよいかの判断が困難である.そこで,本研究では,道路舗装と下水道管の双方を集合的に維持管理する状況をモデル化し,ライフサイクルコストが最小となる方策を導出する.