土木学会論文集G(環境)
Online ISSN : 2185-6648
ISSN-L : 2185-6648
環境工学研究論文集 第49巻
2年目の人工湿地における水質浄化性能の向上
中野 和典千木良 純貴中村 和徳矢野 篤男西村 修
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2012 年 68 巻 7 号 p. III_87-III_92

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抄録
 畜舎排水を処理するフルスケールの多段鉛直流式人工湿地について運転開始から2年間の水質モニタリングを行い,汚水処理施設としての性能を評価した.運転開始1年目の人工湿地の水質浄化性能は水温に依存する季節特性を有していたが,2年目には水温の低い冬季の浄化性能が有意に向上し,年間を通した浄化性能の安定性が向上した.これは,人工湿地の水質浄化性能が運用開始から1年間は発展途上にあり、運用から1年を経て気候条件に適応した頑健性を発揮するようになることを示唆するものである.2年目の年間汚濁負荷量と年間平均除去率により求めた各水質項目の浄化性能原単位は、BODでは26.2g/m2・d、SSでは21.0g/m2・d、TKNでは1.60g-N/m2・d、TNでは1.55g-N/m2・d、TPでは0.36g-P/m2・dであった.
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© 2012 公益社団法人 土木学会
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