土木学会論文集G(環境)
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和文論文
リスク評価シナリオの違いを考慮した製鋼スラグ中フッ素基準値の検討
中村 謙吾米田 稔
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2013 年 69 巻 2 号 p. 55-66

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抄録
 循環資源の環境利用は,循環型社会形成には必要不可欠である.循環資源と土壌は区別するものとされるが,環境利用には土壌汚染対策法と同じ基準値が採用されている.土壌を区別する以上,循環資源に適したリスク評価方法を行うべきである.製鋼スラグ中のフッ素の環境利用におけるリスク評価方法として,クリアランスレベルのシナリオの適用を検討した.検討の結果,土壌汚染対策法の基準値では,製鋼スラグの環境利用に関して過剰なリスク評価となっている.周辺住民の環境資材からのフッ素の摂取量は,クリアランスレベルのシナリオ適用時には,1/10~1/100となる.シナリオの選択から,人へのフッ素の摂取経路のパラメータより,循環資源に土壌汚染対策法基準値の10倍の値としても,人の健康リスクを脅かすものではないと考えられる.
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© 2013 公益社団法人 土木学会
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