抄録
再生可能エネルギーへの関心が高まっているが,その利用は途上である.環境やエネルギーに関する多くの情報はメディアを通して,人々に影響している.メディアを通して,今後ライフスタイルを決定する若年層の再生可能エネルギー利用行動を育成できれば,将来に亘り効果が期待できる.研究目的は,メディア選好が若年層の再生可能エネルギー利用行動形成に影響するメカニズムを明らかにすることである.研究対象は,小学生,中学生,大学生の集団とし,質問紙調査により618の有効回答を得た.分析手法は,ロジットモデルと共分散構造分析である.結果として,知識量によりメディア選好量が変化することや,年齢上昇に伴い利用意図と利用行動の規定因構造が変化することを明らかにした.最後に,メディアを活用した利用行動育成への提言を行った.