土木学会論文集G(環境)
Online ISSN : 2185-6648
ISSN-L : 2185-6648
環境工学研究論文集 第50巻
パルス放電処理による有機フッ素化合物含有廃水の処理特性に関する基礎的研究
西村 文武門脇 一則三馬 大幸松村 千里竹峰 秀祐林 佳史津野 洋
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2013 年 69 巻 7 号 p. III_411-III_417

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抄録
 パルス放電処理による有機フッ素化合物含有廃水の処理特性を明らかにすることを目的とし, ラボスケールの実験を行い反応に影響を及ぼす因子と特性を調査し, 操作方法について考察した. パルス放電ではPFOAの他にオゾンやOHラジカルでは分解が困難なPFOSの分解除去も可能であった. UVを用いた処理で観察される, 短炭素鎖の同族類の蓄横は観察されず, 中間生成物の蓄横が少ない無機化処理がなされた. 周波数や印加電圧を高くすると電流値や放電電力量も高くなり, それに応じてPFOS, PFOAの分解量も増加することが明らかになった. 一方で処理効率を高くするためには, 一様に放電される条件で処理を行うことが必要であった. 液中PFCs濃度が高い条件で反応の効率が高まることが示された. また塩分濃度が1g/L以下の条件では処理効率を大きく低下させるものではなかった. 実浸出水への適用可能性が示唆された.
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© 2013 公益社団法人 土木学会
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