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土木学会論文集G(環境)
Vol. 70 (2014) No. 6 p. II_23-II_32

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http://doi.org/10.2208/jscejer.70.II_23

環境システム研究論文集 第42巻

 2011年3月に発生した東日本大震災では,岩手県・宮城県の沿岸地域を中心に膨大な量の災害廃棄物が発生した.災害廃棄物推計量の見直しが複数回行われた原因を探るために,岩手県と宮城県の災害廃棄物処理計画における災害廃棄物発生推計量の推移を分析した結果,県ごとで特徴のある変化が明らかとなった.また,関係機関が公開している浸水面積などの被災状況を説明変数とした災害廃棄物発生量の回帰分析の結果,建物用地浸水面積と災害廃棄物量に強い相関が見られ,浸水面積1km2あたりの廃棄物発生量の原単位として34.2千t/km2という結果が得られた.さらに,宮城県を対象に処理前後での物質フロー分析を行い,発生量・処理量内訳について確認した.その結果,発生量の推計は混合状態の廃棄物をベースにされることが多い一方で,処理量は最終的な処理処分または再生利用に向けた選別後の廃棄物をベースに推計されているため,発生量と処理量では可燃物と不燃物の割合に差異が見られた.

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