抄録
大学生の日常生活における環境配慮行動の規定因を明らかにするモデルを構築し,大学内の環境への取り組み(大学での環境の授業,大学の環境への取り組み,学内の環境団体の環境への取り組み)が,大学生の環境配慮行動(環境配慮商品の購入,不要なものを買わない,節電)に与える影響を,2つの大学への質問票調査データを用いた共分散構造分析により明らかにするとともに,大学の違いによるそれら影響の差異を多母集団同時分析により明らかにした.結果,大学での環境の授業は間接的に学生の環境配慮行動を促進していること,滋賀県立大学での環境団体の取り組みは,広島修道大学に比べて学生の環境配慮行動に強い影響を与えていることなどが明らかになった.