抄録
本研究では,MBRにおいて曝気による平膜モジュールの振動がファウリング抑制効果に与える影響について検討するため,ろ板の厚さを変化させた3種類の平膜モジュールについて人工試料を用いて膜間差圧の上昇速度を測定するとともに,レーザー変位計を用いて振動変位を定量化した.ろ板厚さが大きい平膜モジュールほど振動の振幅が小さくなり,膜間差圧の上昇速度は小さくなることが示唆された.曝気により発生する膜面せん断応力は,平膜モジュールの厚さが大きくなるほど増加し,平膜モジュールの振動を抑制することによって膜間差圧の上昇を抑制する効果が促進されることが明らかになった.