土木学会論文集G(環境)
Online ISSN : 2185-6648
ISSN-L : 2185-6648
環境工学研究論文集 第54巻
フェノールヒドロキシラーゼのハイブリッド化による高TCE分解能の発現
中村 寛治加藤 俊明高橋 光高橋 京平盛 尚樹
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 73 巻 7 号 p. III_195-III_202

詳細
抄録
 フェノールヒドロキシラーゼ(PH)は6つの遺伝子から成るマルチコンポーネント型の酵素であるが,地下水汚染物質であるトリクロロエチレン(TCE)を好気的に分解することが知られている.本研究では,まず,異なった分解特性を有する2種類のPHの6つの構成遺伝子(phyZABCDE)の中で,1つの遺伝子を置換してハイブリッド体を作製し,TCE分解への影響を検討した.その結果,phyZphyEの置換がTCE分解能の改善につながることが分かった.また,複数遺伝子の置換も実施し,TCE分解への影響をさらに詳しく調査した.作製したハイブリッドPHの中には,元来のPHのTCE分解能と比べて著しく高くなったものも出現し,ハイブリッド化がTCE分解能の向上に有効な手段であることが示された.
著者関連情報
© 2017 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top