土木学会論文集G(環境)
Online ISSN : 2185-6648
ISSN-L : 2185-6648
和文論文
揮発性有機塩素化合物汚染における土壌汚染対策技術選定時のサステナブルアプローチの有効性検討と従来手法との比較
古川 靖英小林 剛保高 徹生本藤 祐樹藤江 幸一
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2018 年 74 巻 4 号 p. 152-164

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抄録

 地価下落に伴い,都市の空洞化を促進させるブラウンフィールドの更なる増加が懸念される.ブラウンフィールドの発生抑制には対策費用の低減と工期確保が急務であるが,多くの揮発性有機塩素化合物(CVOC)汚染サイトでは対策費用の高い掘削除去や多くのエネルギーを消費する地下水揚水が選択されている.本報では新たな評価手法であるサステナブルアプローチの有効性を明らかとすべく,CVOCによって汚染されたサイトを題材に,従来の簡便なコストベース,リスクベースの手法との比較検討を行った.6つの対策技術比較を行った結果,サステナブルアプローチでは,これまで評価が困難であった対策後の地上部の土地利用方法や交通事故を始めとする周辺社会への影響について,他の環境負荷や対策費用等のコスト等と並列に評価することが可能であった.

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© 2018 公益社団法人 土木学会
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