土木学会論文集G(環境)
Online ISSN : 2185-6648
ISSN-L : 2185-6648
環境工学研究論文集 第56巻
深紫外LEDを用いた紫外線のパルス照射による大腸菌の不活化
佐渡 友康小熊 久美子橋本 崇史風間 しのぶ滝沢 智
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2019 年 75 巻 7 号 p. III_91-III_96

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抄録

 紫外線のパルス照射が微生物不活化効果に与える影響を明らかにするため,深紫外LEDを光源として紫外線のパルス照射と連続照射による大腸菌不活化効果を比較した.パルス照射では,LEDへの投入電流をON/OFF制御して矩形波としパルス照射する手法と,LEDを連続点灯させながら紫外線をシャッターで周期的に遮る手法の2つの方式を採用した.その結果,照射線量当たりの不活化率は,矩形波電流によるパルス照射と連続照射とで有意な違いがなかった.しかし,照射時間当たりの不活化率は,シャッターによるパルス照射や連続照射よりも,矩形波電流によるパルス照射のほうが高かった.その原因は,矩形波電流によるパルス照射によりLED素子の温度を低く保つことで発光効率が向上したためであることが示唆された.

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