土木学会論文集F
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和文論文
回転貫入式砕石杭工法の排土特性
深田 久大塚 誠田中 靖雄塩井 幸武
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2006 年 62 巻 2 号 p. 203-212

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抄録
 回転貫入式砕石杭工法は,地震時に発生する過剰間隙水圧の消散により液状化防止を図る工法であり,構造物の耐震補強工法として広く用いられている.当工法では,施工時に発生する地盤変位を低減するためにケーシングパイプの外周にスクリューを装着して施工時に土を地表に排出する.この地表に排出される土の量(以下排土量と呼ぶ)は周辺地盤変位に大きく影響を与えることより,施工時に排土量を精度良く推定し,制御することは極めて重要である.
 本論文では,砂地盤における回転貫入式砕石杭工法の排土機構を明らかにし,排土量の推定式を提案した.また,現場における実測排土量調査により,その適用性を確認した.
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© 2006 社団法人 土木学会
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