土木学会論文集C(地圏工学)
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和文ノート
マグネシウム塩を含有する石灰・セメント処理土の強度発現および海水環境下での劣化速度
原 弘行末次 大輔松田 博亀井 健史
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2016 年 72 巻 4 号 p. 294-299

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抄録
 石灰やセメントを混合した地盤の強度発現には種々の要因が関係しており,とくに粘土鉱物の種類や間隙水の性質によっては著しく強度発現が阻害される場合がある.本研究では,マグネシウム塩を含む粘性土試料を母材とした石灰・セメント処理土の強度特性を調べるため,マグネシウム塩の濃度を変化させた処理土に対して一軸圧縮試験を実施した.つぎに,同様の処理土に対して海水環境を想定した劣化促進実験を行い,力学的劣化の進行に及ぼすマグネシウム塩の影響を考察した.その結果,処理土内のマグネシウム塩は強度発現を阻害するとともに,劣化の進行を促進させることを示した.また,固化処理土に含まれる酸化カルシウム量とそのマグネシウム塩との比率に着目し,固化材の種類に依存しない劣化速度の評価指標を提案した.
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© 2016 公益社団法人 土木学会
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