抄録
東海道新幹線の土構造物区間では,路盤噴泥が発生していないにもかかわらず軌道保守作業の年間施工回数が他と比較して多い箇所が存在するが,その発生原因については必ずしも明らかではない.そこで,東海道新幹線の土構造物区間における保守多投入箇所の発生原因を解明することを目的として地盤調査および路盤調査を実施した.その結果,保守多投入箇所と軌道状態が良好な箇所では地盤特性に大きな違いはないものの,保守多投入箇所では軌道状態の良好な箇所と比較して道床バラスト層の厚さが薄いまたは軌道内が滞水している傾向にあることが明らかとなった.