土木学会論文集B1(水工学)
Online ISSN : 2185-467X
ISSN-L : 2185-467X
水工学論文集第63巻
RRISモデルを用いたダム堆砂量の経年変化に関する検討
萬矢 敦啓江頭 進冶
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2018 年 74 巻 5 号 p. I_859-I_864

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抄録

 著者らは降雨流出氾濫解析モデルであるRRIモデルに土砂輸送モデルを導入した降雨・流出・氾濫・土砂輸送モデル(RRIS model)を提案している.鬼怒川上流域の一つである川俣ダム流域は1982年に土石流が発生し,それに伴い堆砂量が一時的に増大した.その後中規模出水を経験する中で堆砂量が経年的に下降する現象が見られる.本稿ではそのような土砂流出現象を解明することを目的として,土石流発生後の土砂流出量の経年変化を分析した.そこから得られた知見に関してRRISモデルを用いてその再現性に関する定量評価を試みた.RRISモデルは流砂量,河床変動,粒度分布の縦断変化,土砂流出量に関してはある程度の再現性を得ていることを確認した.

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© 2018 公益社団法人 土木学会
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