2020 年 76 巻 2 号 p. I_727-I_732
近年,豪雨災害が頻発し,各地で内水被害が発生している.今後,気候変動の影響により,豪雨災害の規模が増大することが懸念されている.そのため,気候変動を考慮した下水道計画が求められる.そこで,本研究では大阪梅田地域を対象に,多数アンサンブルかつ高解像度の特徴をもつd4PDF(5km,SI-CAT)を用いて,将来の平均気温4℃上昇時の10年確率計画降雨を算定した.現在の計画降雨と比較した結果,降雨強度,総降雨量共に増大することが明らかとなった.また,時間雨量が最大となるワーストケース降雨により甚大な内水被害が予想されるが,地下出入口に止水板を設置することで,流入量を削減できることを示した.