土木学会論文集B1(水工学)
Online ISSN : 2185-467X
ISSN-L : 2185-467X
水工学論文集第66巻
岩盤河川の蛇行流路における乾湿風化の影響
サムナー 圭希, 井上 卓也, 清水 康行
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2021 年 77 巻 2 号 p. I_745-I_750

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抄録

 山地河川では,基盤面の下刻や側刻による蛇行の発達が顕著にみられる.岩盤の侵食要因は,主に砂礫の衝突磨耗によるものが支配的であるが,岩盤面が乾湿や凍結融解などの機械的な作用により風化することでも発生する.本研究では,数値計算モデルを用い,岩盤床を有する河道湾曲部における乾湿風化の影響について解明を試みた.数値計算モデルは,流下方向の砂礫移動量と河岸の横勾配から横方向の岩盤侵食を考慮し,数値実験では供給土砂量に変化を与え計算を行った.数値実験の結果,河道横断面内において,二次流の影響による内岸の固定砂州の形成,砂礫と岩盤の境界における局所洗掘および風化による側刻がみられた.摩耗侵食による河床低下が進行すると,風化は低水路全体に影響を及ぼした.また,土砂供給が少ない場合,河道が全体的に露岩するため湾曲部の内岸側において風化が進行することが明らかとなった.

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© 2021 公益社団法人 土木学会
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