土木学会論文集D3(土木計画学)
Online ISSN : 2185-6540
ISSN-L : 2185-6540
土木計画学研究・論文集 第32巻(特集)
大規模自然災害に伴う生命・健康へのダメージの余命指標を用いた評価
杉本 賢二, 橘 竜瞳, 森田 紘圭, 加藤 博和, 林 良嗣
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ジャーナル オープンアクセス

2015 年 71 巻 5 号 p. I_121-I_128

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抄録
大規模自然災害においては直接的な人的被害だけでなく,ライフラインや医療機関へのダメージにより,発災後から長期的に様々な被害が発生・拡大することが予想されている.本研究では,被災者の生命・健康へのダメージを時系列で予測し,余命指標を用いて定量的に評価する手法を構築する.構築した手法を南海トラフ巨大地震に適用した結果,発災から1ヶ月後に至るまで,多くの地域において医療対応が不足し,重軽傷者の回復に遅れが出る上に,健康であっても避難所生活が長期に渡れば,新たな健康被害も発生することが確認された.また,これらの現象を障害調整生存年(DALY)で統合的に評価した結果,発災1ヶ月後においても人々へのダメージは緩和せず,事前のライフライン強化や発災後の医療・避難環境のケアが重要であることが示唆された.
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© 2015 公益社団法人 土木学会
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