抄録
一般道で発生する交通事故の半数以上は交差点,および交差点付近で発生している.交通安全性を向上させるためには,交差点における交通事故リスク要因を定量化し,適切な交差点改良,あるいは交通運用を図ることが求められる.しかしながら,交差点毎にその幾何構造的特徴を数値化したデータベースはこれまでに整備されておらず,交通事故リスク要因の定量化がなされていないのが現状である.そこで,本研究ではGoogle Earthを用い,停止線間距離やアプローチの交差角度,ガードレールの有無や縁石の有無,車線運用や路面標示状況,沿道土地利用状況などのデータを数値化し,類型毎の事故リスクとの関係をポアソン回帰モデルにより分析した.その結果,交差点のコンパクト化が事故リスクの軽減に極めて有効であることなどが明らかとされた.