土木学会論文集D3(土木計画学)
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和文論文
都市鉄道の遅延対策評価のためのエージェントシミュレーションシステム
小林 渉岩倉 成志
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2019 年 75 巻 4 号 p. 273-288

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抄録

 朝ラッシュ時間帯の慢性的な混雑・遅延問題の解決は急務である.本研究ではまず朝ラッシュ時間帯の列車1本1本の駅間走行と,旅客1人1人の乗降行動を再現するマルチエージェントシミュレーションシステムを開発した.次に遅延対策の取組みを整理するため,東京圏の大手鉄道11事業者を対象に列車遅延対策に関するインタビュー調査を実施した.これらを組合せ様々な列車遅延対策を複合的におこなった場合の遅延対策評価をおこなった.遅延対策案として移動閉そくシステム,秒単位での発車時刻調整,列車の加速性能向上などの7案を検討し,各案を単独で実施した場合には渋谷駅断面で最大60%の遅延減少,3案同時に実施した場合の遅延は67%減少する推計結果となった.開発したシステムは,この他の多彩な遅延対策案も検討可能であることを示した.

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© 2019 公益社団法人 土木学会
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