2023 年 79 巻 3 号 論文ID: F4-0200
空港アスファルト舗装の維持管理の効率性と計画性の向上のためには,空港面における航空機の日常的な交通量の把握が有益と期待される.本稿では,空港面において航空機の位置の把握に用いられるマルチラテレーションのデータを用いた誘導路の交通量データの作成手法を述べる.次に,羽田空港における5年分の交通量データと舗装の補修工事の記録をもとに,誘導路の交通量と補修件数の関連性について分析し,空港アスファルト舗装の維持管理のための交通量データの活用の可能性について考察する.