2024 年 80 巻 11 号 論文ID: 23-00192
3主塔以上を有する多径間連続斜張橋は従来からある1主塔や2主塔の斜張橋と比べ,側径間による拘束効果が小さく,鉛直荷重に対してたわみやすい特徴を有している.そのため,活荷重による主桁の鉛直たわみや主桁応力,ケーブル張力,主塔下部の曲げモーメントが増大する傾向にあり,設計時の課題になる場合が多い.本稿では,3連の主径間(支間長650m)を有する4主塔多径間連続斜張橋を対象に,たわみ抑制効果を期待するタワーサポートケーブルを提案し,既存のケーブルシステムによる改善手法と比べ,改善に必要となるケーブル数量に対する改善効果が高いことを示した.また,タワーサポートケーブルに対して,定着位置などをパラメータとして最適化検討を行うとともにそれを設けた場合の地震動に対する橋梁構造への影響を確認した.