2025 年 81 巻 10 号 論文ID: 25-00133
本研究は,建設産業の担い手確保を目的として実施される職業体験イベントが,入職促進にどのような効果をもたらすかを評価したものである.大分県立高等学校建設系学科等の1年生および3年生を対象としたアンケート調査を実施し,調査結果に基づいて多変量解析を行った.その結果,高等学校在学時の職業体験が豊かな生徒ほど建設産業への入職志向が高い傾向が明らかとなった.本研究により,職業体験イベントが建設産業への入職促進手段として有効であることが示された.