2025 年 81 巻 16 号 論文ID: 24-16178
本研究では,UAV-SfMを用いて画像内にスケールを必要としない手法を提案する.さらに,画像解析の諸問題について,画像処理による問題解決の検討および画像を自動で連続処理するRPA(Robotic Process Automation)プログラムの作成により,河床表面粒度分布計測を省力化した.また,開発した技術を水中へ適用する試みを行い.その結果,UAV空撮から水面下の石礫が判別できる画像については,画像処理により解析ソフト内での粒径判別精度の向上が確認できた.石礫が判別できない高水深部については,陰影により画像の明暗が顕著に表れない箇所については,画像処理により多少の判別精度の向上が確認できた.