抄録
X線CTを使用すれば,非接触で3次元的に材料内部の構造を観察できる.さらに荷重を加えた状態を再現できれば,建設材料の破壊挙動を調べることができる.コンクリートの破壊挙動には大きな荷重が必要となるが,従来の産業用装置では機構上,それを再現することは困難である.そこで,新しい機構のX線CTを開発した.アムスラー型試験機で圧縮された試験体の周囲を,X線管とフラットパネルセンサが回転する方式である.本論文では,開発したX線CTの概要を述べる.次に,粒子画像解析ソフトおよびPIVにより,X線CT画像を解析し,圧縮試験時のポリマーコンクリートの内部変形を調べた.その結果,ポリマーの局所的な圧縮変形による骨材のひび割れが観察された.