土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造)
Online ISSN : 2185-6567
ISSN-L : 2185-6567
和文論文
ASRにより長期にわたり膨張するHPFRCCの引張性能と鉄筋配置により導入したケミカルプレストレス
高田 浩夫恩田 陽介藤代 勝小林 孝一浅野 幸男六郷 恵哲
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 70 巻 4 号 p. 356-369

詳細
抄録
 ASRにより長期にわたって膨張するHPFRCCを開発した.適用の一例として,この材料に鉄筋を配置して膨張を拘束しケミカルプレストレスを導入した.ダンベル型供試体による一軸引張試験では,降伏強度と引張強度に顕著な変化は認められなかった.引張終局ひずみの一様な低下が見られたが,複数微細ひび割れの性能は維持され,ひび割れ幅の平均,標準偏差への影響は認められなかった.鉄筋補強したHPFRCCはりの長さ変化試験では,膨張エネルギー一定則が成立することを確認し,曲げ載荷試験では,導入されるケミカルプレストレスによりひび割れ荷重が増加することを確認した.ケミカルプレストレスが導入されたはりは,本実験の範囲では,乾燥収縮後も膨張が残存すること,亜硝酸リチウムを含浸することでASR膨張を制御できることを確認した.
著者関連情報
© 2014 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top