岐阜大学大学院 工学研究科社会基盤工学専攻
岐阜大学 工学部社会基盤工学科
2020 年 76 巻 2 号 p. 55-64
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繰返し荷重下における繊維の引抜き抵抗挙動の評価を目的として,ポリプロピレン(PP)繊維と鋼繊維を対象とした試験を行った.PP繊維は繰返し荷重を受けることで繊維表面が損傷し破断するものや,マトリクスに割裂ひび割れが生じ,引抜き抵抗力が低下するものが確認された.鋼繊維では繰返し載荷における除荷過程と再載荷過程において,引張方向及び圧縮方向の双方向において摩擦付着力による抵抗挙動が確認され,繰返し回数の増加に伴う付着力の低下は僅かであった.
土木学会論文集E
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