土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.27
石炭灰造粒物層による底質改善効果の予測モデルの構築
日比野 忠史三戸 勇吾齊藤 直木村 道夫
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2011 年 67 巻 2 号 p. I_517-I_522

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抄録
 広島湾奥部のヘドロ化した海域において石炭灰造粒物をヘドロ上に散布し,造成した高間隙層の浄化能力の評価を行った.造粒物層(高間隙内でのヘドロ浄化層)における有効間隙の保持期間の予測モデルを構築した.有機泥の堆積過程のモデルに用いたパラメータは現地調査および室内実験結果から求められた.施工5ヶ月後に現地で得られた結果は間隙量が施工直後よりも多くなっており,侵入有機泥が分解される以上の現象が造粒物層内で起こったことがわかった.
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© 2011 公益社団法人 土木学会
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