土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.27
南関東沿岸における異常潮位の出現特性
鈴木 高二朗河合 弘泰仲井 圭二
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 67 巻 2 号 p. I_926-I_931

詳細
抄録
 南関東沿岸の異常潮位に関する研究を行った.異常潮位はその継続時間によって2種類に分類できる.継続時間が短い異常潮位に関しては,銚子付近における北系の強風と高波が異常潮位の生成に重要な役割を果たし,異常潮位は南関東沿岸を伝播する.継続時間の長い異常潮位に関しては,黒潮の離岸距離が異常潮位の大きさと関係している.野島崎から黒潮までの距離が近いほど,異常潮位は発達する傾向がある.
著者関連情報
© 2011 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top