抄録
2006年10月,北海道のオホーツク海に面した猿払村において,国道238号の海岸道路が高波により被災した.本研究では,2次元水理模型実験を行って被災時の状況を再現するとともに,応急復旧工の効果について検討した.現地においては,約12時間にわたって高波が法面を遡上し,路肩が侵食したことが明らかになった.応急復旧工は,土のうを2段積みとし,その前面に消波ブロックを設置することにより,設計波条件に対して,それ自体の耐波安定性と道路の安全通行を確保することが確認された.さらに,2007年1月に来襲した高波時に現地観測を行って,これらの防波性能および耐波性能を検証した.