サンゴ洲島への離岸堤設置がもたらす海浜変形の予測

宇多 高明; 芹沢 真澄; 宮原 志帆; 三波 俊郎

doi:10.2208/jscejoe.69.I_844

土木学会論文集B3（海洋開発）

Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688

海洋開発論文集 Vol.29

サンゴ洲島への離岸堤設置がもたらす海浜変形の予測

宇多高明, 芹沢真澄, 宮原志帆, 三波俊郎

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ジャーナルフリー

2013 年 69 巻 2 号 p. I_844-I_849

DOI https://doi.org/10.2208/jscejoe.69.I_844

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抄録

　人為改変に伴うサンゴ洲島周りの地形変化を，BGモデル(Bagnold概念に基づく3次元海浜変形モデル)を用いて予測した．サンゴ洲島周辺に離岸堤が次々と造られた場合の各段階での海浜変形の予測を行った．離岸堤が設置されると，離岸堤による波の遮蔽効果によってその背後にはトンボロが形成される．同時に離岸堤の両側は侵食され，汀線が後退するために対策が必要となり，その対策として離岸堤を設置すると最終的にサンゴ洲島の全海岸線に沿って離岸堤が設置されることとなり，自然海浜の人工化が進む．