2013 年 69 巻 2 号 p. I_868-I_873
駿河湾奥の富士川河口右岸に位置する蒲原海岸を対象として,1952年以降2010年までに撮影された空中写真,深浅測量データ,および2008年11月と2010年1月に実施したNMB(Narrow multibeam)測量データなどを基に地形変化の実態を明らかにした.当海岸では沖合に海底谷が発達しているため海底勾配が急であり,このため消波施設として有脚式離岸堤が設置されている.このような特徴を有する海岸での地形変化実態を現地実測により明らかにした.