土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.31
サンゴ砂礫により構成された人工海浜の侵食メカニズムに関する現地調査
竹森 涼藤川 大樹田島 芳満佐藤 愼司
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2015 年 71 巻 2 号 p. I_443-I_448

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抄録
 サンゴ礁海域では複雑な波浪・海浜流場が形成される.また海浜の構成材料はサンゴ破片などが主であり,シリカ底質の海岸とは海浜変形特性が異なる.本研究では人工海浜の侵食が深刻な宮古島トゥリバー地区において現地調査を行い,底質移動と地形変化メカニズムを解明することを目的とした.底質粒径分布や波浪・海浜流の計測結果を分析することにより,夏期には南風に伴う吹送流が発達し,防波堤の開口部から領域外に強い流れが発生し,細粒成分が沖合に流出していることなどが明らかとなった.さらに,南部ヘッドランド周辺にも細粒成分の堆積が確認され,冬季の北風に伴う吹送流の影響であると推察された.このように,サンゴ海岸では,平坦な礁池が広がる特徴により吹送流が発達しやすく,細粒径底質が容易に浮遊される特徴があることが確認された.
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© 2015 公益社団法人 土木学会
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