抄録
本研究では,浦富海岸の海岸侵食対策を検討するためのひとつの手法として,砂浜域を比較的高頻度で,なおかつ簡易的にモニタリングできるシステムを開発することを目的としている.本報では,UAVにより得られた空撮画像についてSfMを用い3次元モデルを作成し海岸地形変化の解析を行ったのでその結果について報告する.
UAVは、4枚羽の飛行体を用い,2秒間隔の撮影で80m上空を飛行させた.得られたデータは,SfM専用ソフトとGISソフトを用い解析を行った。
UAVを用いた海岸線の調査は,約2km程度であれば,所用時間20分程度で済み,比較的簡易にモニタリングが行えることが確認できた. また, 精度については、RTK-GPS測量結果との比較から0.05m程度であることが確認できた.