土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.34
キャピラリーバリア地盤の塩分上昇遮断機能に及ぼす破砕貝殻微粒子の影響
小林 薫松浦 慶弥松元 和伸森井 俊広
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2018 年 74 巻 2 号 p. I_276-I_281

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抄録

 半乾燥地における塩類集積防止の有効な対策工の1つとして,礫層とその上に砂層を重ねたキャピラリーバリア地盤(以下,CB地盤と記す)がある.半乾燥地における乾燥砂は,乾燥や施工時の振動等で下部の礫粒子間に混入しやすく,層状地盤を短~長期的に保持することが極めて困難である.筆者らは,この課題に対し,礫材の代替材として破砕貝殻を用いることで,CB機能を保持すると共に,上部の砂が下部の破砕貝殻層内へ混入することも同時に防止できることを明らかにしている.しかし,礫代替材として破砕貝殻を用いた場合,破砕貝殻の粒径により土壌水分特性曲線が異なるため,CB地盤による水分(塩分)上昇遮断機能が異なる可能性がある.本研究では,破砕貝殻の粒径に着目し,特に2mm未満の破砕貝殻の微粒子分が水分(塩分)上昇遮断機能に及ぼす影響を実験結果を基に明らかにした.

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© 2018 公益社団法人 土木学会
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