2019 年 75 巻 2 号 p. I_151-I_156
実海域に設置された消波ブロックの設置状況の違いが,飛来塩分に与える影響を評価することができれば,飛来塩分量の予測精度の向上に繋がる.本研究では,消波ブロックが設置されている海岸において,飛来塩分量の現地観測を実施し,その影響について検討を行った.さらに,空中写真を用いて消波ブロックの設置状況を分類し,設置状況の違いが飛来塩分量に及ぼす影響について評価を行った.その結果から,汀線近傍における飛来塩分量は,消波ブロックの設置の有無とその設置状況の影響を受けて局所的に変化していることが示された.さらに,空中写真を用いて消波ブロックの設置状況を分類することで,消波ブロックが飛来塩分量に及ぼす影響を定量的に評価できることが明らかになった.