2019 年 75 巻 2 号 p. I_337-I_342
アメリカ,オレゴン州立大学が有する小型アクリル水槽(長さ7m,幅15.5cm,高さ35cm)を用いて,波高4.7cmの押し波を作用させ,陸上遡上波による中砂,粗砂,細礫の混合率を変化させた混合砂の移動特性を把握する目的の実験を行った.本研究では,細礫(d50 = 4.05mm)の移動動態に着目した検討を行った.混合砂は,汀線よりも陸側の地点にマウンド上に設置した.細礫を用いた実験を計11ケース実施し,解析を行った.その結果,陸側に分布した細礫の移動ピーク位置は中砂(d50 = 0.64mm)と粗砂(d50 = 1.60mm)の混入量に関わらずほぼ一定であることがわかった.また,中砂,粗砂を混入した方が細礫は移動しやすくなり,よりピーク位置に集まる傾向となることがわかった.分布形状についてはロジステック関数にて表現できることがわかった.