2020 年 76 巻 2 号 p. I_324-I_329
2019年10月12日,台風19号が静岡県に上陸し,遠州灘に面した竜洋海岸にも高波浪が作用した.その際,竜洋海岸に設置された1~5号離岸堤の下手1.6kmに位置する6号離岸堤の下手側の,浜幅が狭い区域において著しい侵食が発生し,堤防(土堤)の大半が削り取られ,堤内地で浸水が起きた.本研究では,台風後の2019年10月29日に侵食の著しい磐田市鮫島地区(保安林区域)で現地調査を行い,ドローン画像や台風前後の海浜縦断形の変化なども加えて侵食の実態について取りまとめた.その上で今後の侵食対策について考察した.