2020 年 76 巻 2 号 p. I_474-I_479
堆積方向の異なる水平地盤を作成し,遠心力載荷装置内の水路で波浪載荷試験を行った.その結果,波の方向に対して反時計回りに30度傾斜した堆積方向を持つ地盤が比較的早く液状化に至った.また,0度,150度の堆積方向をもつ地盤は同程度の過剰間隙水圧蓄積速度となった.次に,初期構造異方性を考慮したひずみ空間多重せん断モデルを用いて解析し,30度の堆積方向をもつ地盤が液状化しやすいといった実験結果を再現した.本研究では,再現解析結果を詳しく分析し,堆積方向の異なる地盤の液状化特性の違いを考察した.