2020 年 76 巻 2 号 p. I_498-I_503
2011年東北地方太平洋沖地震の際,空港誘導路下の地下構造物周辺の地盤で局所的な沈下が発生した.筆者らは,局所的な沈下が地盤と地下構造物の動的相互作用に起因するものと考え,地表面沈下発生メカニズムの検討を行っている.これまでに砂地盤内に地下構造物模型を設置した1g場模型振動実験の結果より,地盤と地下構造物の動的相互作用によって発生する地盤の累加せん断ひずみと地表面沈下量との関係を明らかにした.本研究では,模型実験を対象とした数値解析の基礎検討として,模型振動実験で評価したひずみ履歴に着目し,有効応力解析および全応力解析の解析結果の比較,地盤のひずみ履歴の評価方法の比較を行った.