2020 年 76 巻 2 号 p. I_540-I_545
灰捨場埋立護岸における遮水シートには,施工時最終締切り前の外洋からの透過波や潮位伝播または内外水位差による水圧が作用する.また海面上溶着作業や越冬時養生が必要な場合には,強風による流れに対する安定性も重要となる.本研究は,冬季風浪の影響が懸念される能代港第2灰捨護岸において,遮水シートの越冬時養生が必要となること,また表面遮水工全域への使用実績のない5層一体型遮水シートを用いることから,①処分場内水域の水位と流れの現地観測による越冬時遮水シート養生方法の検討,②5層一体型遮水シートの沈設時の基本性能確認,を行ったものである.