2020 年 76 巻 2 号 p. I_684-I_689
海岸モニタリング測量を実施する際,従来手法(レベル測量やトータルステーション)を用いての詳細な測量は,多大な時間・労力を要することや,調査する人の熟練度によって,精度にばらつきが生じる可能性がある.UAV測量の精度向上を目的として,3次元モデルの設定値や基準点の配置と精度の関係を検証した例はあるものの,UAV測量に必要な現場作業の簡便化に着目して,精度を検証した事例はまだ少ない.そこで本研究はUAV測量による海岸モニタリングの現地適用性を検証することを目的として,標定点間隔の違い,砂浜の標定点の有無,撮影高度の違いが精度に与える影響を調べた.その結果,従来手法に比べ,大幅な現場作業の簡便化・省力化が図られる可能性があることが示された.