2020 年 76 巻 2 号 p. I_690-I_695
UAV写真測量は陸上工事現場で広く普及し,省力化や無人化,安全性の確保に一翼を担っている.この測量では国土地理院から公表されているマニュアルに従い計測対象範囲を囲うよう外側標定点を配置することが求められる.しかし,港湾構造物である消波ブロック被覆提の消波ブロックを計測対象とした場合,安全管理上の観点から消波ブロック上に標定点を設置することが困難である.そこで,本研究では消波ブロック上に標定点を配置しないUAV写真測量の消波ブロック計測の精度検証をするとともに,消波ブロック計測におけるUAV計測手法の適用性について検討した.その結果,UAV写真測量は消波ブロック上に標定点を用いない場合の誤差は10㎝以下であることが確認され,UAVレーザ測量と併せて施工中の出来形測量,災害時の被害計測などへのUAV測量の適用が期待できることが確認された.