抄録
阪神高速道路淀川左岸線正蓮寺川トンネルでは,トンネル坑口から最初のカーブまでは,路面の雨水の滞水を排除し,カーブ区間のスリップを防止する目的でポーラスコンクリート(POC)舗装を採用した.
POC舗装は,大型車の多い高速道路の本線部において,12,000m2の大規模な施工実績はなく,重交通に対しての十分な強度と耐久性および路面のすべり抵抗性等が要求される.POC舗装の包括的な検討としてPOC舗装の照査すべき性能を検討し,粗骨材種類,水結合比および空隙率などを変化させて詳細な配合検討を行い,強度,耐久性,乾燥収縮,骨材の飛散抵抗,滑り抵抗など要求される性能を検証した.さらに,トンネル内に適用するPOC舗装の構造詳細および試験施工を踏まえて施工法を提案し,実施工を行い,品質および出来形を検証した.