土木学会論文集E1(舗装工学)
Online ISSN : 2185-6559
ISSN-L : 2185-6559
舗装工学論文集第20巻
SMA・排水性舗装に対する路面すべり推定法の適用性向上と凍結防止剤事後散布の有効性評価
藤本 明宏山田 慎也田中 俊輔高橋 尚人武市 靖
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2015 年 71 巻 3 号 p. I_47-I_54

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抄録

 本研究では,SMA舗装および排水性舗装に対する路面すべり推定法の適用性を向上させるために新たに室内試験を実施した.また,路面すべり推定法を用いた数値シミュレーションから密粒度舗装,SMA舗装および排水性舗装における凍結防止剤事後散布の有効性を調べた.
 結果,(1)密粒度舗装,SMA舗装および排水性舗装における散水量と平均氷膜厚の関係を定式化した,(2)SMA舗装および排水性舗装における鉛直損失塩率と平均氷膜厚の関係を定式化した,(3)気象,路面状態,舗装の種類および交通を考慮して事後散布後の路面すべり摩擦係数を推定可能にした,(4)舗装の種類,温度,散水量,散布量および時間交通量が事後散布後の路面すべり摩擦係数に及ぼす影響を明らかにした.

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© 2015 公益社団法人 土木学会
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